【新刊のお知らせ】『越境ECのための会計・税務入門 ― はじめての消費税還付』を8月18日に発売します
このたび、当サイトを運営する宮川公認会計士事務所の代表・宮川英之(公認会計士・税理士)による新刊、『越境ECのための会計・税務入門 ― はじめての消費税還付:公認会計士・税理士が教える、輸出免税・還付申告・外貨会計の実務』を、2026年8月18日に発売いたします。
海外に商品を販売している事業者の方から、私たちのもとには次のようなご相談が数多く寄せられます。
- 海外に売っているが、消費税をどう扱えばよいのかわからない
- 外貨で入金されるので、いくらの売上として記帳すればよいのか迷っている
- 消費税の還付が受けられると聞いたが、本当なのか、どうすればよいのか
本書は、こうした声にお応えするために書きました。
「知らなかった」だけで、受け取れるはずのお金を逃していませんか
海外へ商品を輸出する取引は、消費税が免税になります。一方で、国内での仕入れや広告費、外注費には、しっかり消費税を支払っています。その結果、「支払った消費税のほうが多い」という状態が生まれ、その差額が還付されます。(消費税還付の詳細)
これは節税ではなく、本来受け取るべきお金を取り戻す手続きです。ところが、この仕組みを知らないために、あるいは手続きのタイミングを逃したために、還付を取りこぼしている事業者が驚くほど多いのが実情です。金額にすれば、年間で数十万円、規模によっては数百万円にもなります。
もっとも、還付を受けるには、課税事業者であること、原則課税を選んでいること、輸出の事実を証明する書類を保存していることなど、いくつもの条件を満たす必要があります。
届出のタイミングを一つ間違えるだけで、その年の還付を受けられなくなることもあります。
本書は、この制度を「正しく使いこなす」ための一冊です。
本書の特長
1.豊富な図解で、初めての方にもわかりやすく
56点の図と24点の表を使い、専門用語をかみくだいて解説しています。むずかしい条文の丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか」という考え方が身につくことを目標としました。
2.消費税還付の実務を、手順に沿って徹底解説
還付を受けるための3つの条件、課税事業者選択届出書の提出タイミングと「2年しばり」、簡易課税・2割特例・3割特例を選んではいけない理由、そして還付申告の具体的な流れまで、順を追って解説します。
3.輸出を証明する書類の実務を詳しく
還付実務で最もトラブルになりやすいのが、輸出を証明する書類です。とくに20万円以下の郵便物については、令和3年10月以降、証明書類の保存が必要になりました。「少額だから書類はいらない」という古い理解のままでいると、還付が受けられないばかりか、あとから消費税を追徴されるおそれもあります。この点を、実務の運用まで含めて丁寧に説明しています。
4.実際の申告書の様式イメージを掲載
消費税及び地方消費税の確定申告書、消費税の還付申告に関する明細書、各種届出書など、実際に使う書類の様式イメージを掲載。何をどこに書くのか、全体像がつかめます。
5.すぐ使える付録つき
- 越境EC 会計・税務チェックリスト(ステージ別)
- 用語集
- 届出・スケジュール早見表
- 消費税還付申告チェックリスト
- 越境ECでよく使う仕訳例集(記入用テンプレート付き)
目次
第1章 越境ECと会計・税務の基礎 越境ECとは何か/越境EC事業の始め方
第2章 外貨建取引と日々の記帳・決算 外貨建取引の会計処理/記帳と決算の実務
第3章 消費税と輸出免税のしくみ 消費税の基礎/輸出免税のしくみ
第4章 消費税還付と証明書類の実務 消費税還付を受けるための実務/輸出を証明する書類の実務
第5章 確定申告・法人化と周辺制度 確定申告/法人化を考える/押さえておきたい周辺制度
第6章 実践編――仕訳例・事例・失敗と資金繰り 記帳・仕訳の具体例/事例でたどる越境ECの1年間/よくある失敗と対策/資金繰りと事業成長/基礎編Q&A
第7章 応用編――越境ECを継続運営するための実務 プラットフォーム別の実務ポイント/消費税の計算を深く理解する/12か月ロードマップ/会計ソフトを使った記帳の実践
第8章 申告書の実務・ケーススタディ・発展Q&A 消費税申告書の全体像/ケーススタディ集/発展編Q&A
巻末に付録1〜5を収録。基礎編・発展編あわせて35問のQ&Aも掲載しています。
こんな方におすすめです
- これから越境ECを始める方
- すでに越境ECを行っていて、消費税の扱いに不安がある方
- Shopify・BASEなどの自社サイトで海外に販売している方
- Amazon.com・eBay・Etsy・Shopeeなどの海外モールに出品している方
- FBAや海外倉庫を利用している方
- 副業として越境ECに取り組んでいる方
- 越境EC事業者を支援する立場の方
最新の制度改正にも対応
税制は改正の多い分野です。本書では、執筆時点の最新情報を反映しています。
- インボイス制度の2割特例(2026年9月末まで)と、個人事業者向けの3割特例(2027年分・2028年分)
- 青色申告特別控除の見直し(令和9年分以後は要件に応じ65万円または最大75万円)
- 開業届の提出期限の改正(2026年1月1日以後の開業分)
- プラットフォーム課税(2025年4月開始、2028年4月からの物品販売への拡大)
- 電子帳簿保存法への対応
読者特典のご案内
本書をお読みいただいた方に、印刷してそのままお使いいただける特典をご用意しています。
- 消費税還付申告チェックリスト(PDF)
- 越境EC 仕訳記入用テンプレート(PDF)
書誌情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 越境ECのための会計・税務入門 ― はじめての消費税還付 |
| 副題 | 公認会計士・税理士が教える、輸出免税・還付申告・外貨会計の実務 |
| 著者 | 宮川 英之(公認会計士・税理士) |
| 発売日 | 2026年8月18日 |
| 形式 | Kindle版(電子書籍) |
| 価格 | 1650円(税込) |

